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「生活保護を検討しているんだけど、デメリットもあるのかな…?」
「生活保護を受けると制限されることってある?」
上記のようなお悩みをお持ちの方も多いんじゃないでしょうか?
私たち、Relight株式会社は貧困問題を解決するためのソーシャルビジネスをしている企業なのですが、生活保護を受けたい方からの相談を多数お受けしてきました。
この記事ではそんな弊社の経験を踏まえ、生活保護のデメリットやメリット、生活保護で持てるもの・持てないものに関して解説していきます。
生活保護の代表的なデメリットには、下記のようなものがあります。
この章ではそれぞれについて解説していきます。
生活保護を受給すると、一定以上の資産を持つことが制限されます。
下記のようなものが資産にあたります。
ただし、預貯金については最低生活費の半分以下(5~6万円程度)でしたら問題ありません。
また、生活保護受給中は原則として車の所有は認められていませんが、
といった場合は所有が認められる場合があります。
生活保護を受けると家賃も支給されますが、金額に上限があるため、住む場所にもある程度の制限があります。
もし生活保護の申請時に、家賃が高すぎる物件に住んでいる場合などは、転居指導をされる場合があるので注意しましょう。
持ち家がある場合は、住宅ローンを完済していれば、生活保護を受けてからも住み続けることができます。
ただ、住宅ローンを返済中の場合は、生活保護費をローン返済に充てることはできないので、売却するように指示されることが多いです。
また、ローンを完済していたとしても、「4LDKの家に一人暮らし」など、あまりに豪華な住まいの場合は売却するように指示されるケースもあります。
生活保護費は借金やローンの返済には使えません。
ただ、生活保護の受給を開始しても返済義務がなくなるわけではないので、注意してください。
なので、基本的には自己破産をして借金を帳消しにする方が多いです。
法律的に禁止されているわけではありませんが、生活保護を受給している方は、収入が限られているためクレジットカードの審査に通りづらくなります。
現在所持しているクレジットカードを解約する必要はありませんが、ケースワーカーへの申告は必要です。
また、カードを所持していても分割払いやリボ払いの利用は認められないことが多いので、カード使用時は注意しましょう。
生活保護の申請時には原則として、「扶養照会」といって、3親等以内の親族に「申請者を支援することはできませんか?」といった連絡が行ってしまうことが多いです。
ただ下記のような場合は扶養照会を断ることができます。
また、2021年3月からは「扶養照会を実施する場合は、扶養義務の履行が期待できると判断される者に限る」という運用に変更されました。
なので、「この人は扶養が期待できない」という理由を具体的に説明できれば、その人への照会を止めることができます。
扶養照会を断りたい場合は、申請時に拒否したい意思を福祉事務所の担当者に伝えましょう。
>>あわせて読みたい:「生活保護の扶養照会とは?断り方も解説!」
先程のように、生活保護にはデメリットもありますが、お金がなくてお困りの方にとっては基本的にメリットが多い制度です。
生活保護には下記のようなメリットがあります。
やはり大きなメリットは毎月お金が貰えるということ。
給付金額は、最低生活費から収入を差し引いた額になり、無収入の1人世帯の場合、大体10~13万円ほどです。
(最低生活費は住んでいる地域や年齢・世帯人数などによって変わります)
また、医療費や介護費も無料になるので、お金が無い方でも安心して生活することができます。
>>あわせて読みたい:生活保護のメリットは?具体的な支援内容を解説!
最後の章では「生活保護でできること・できないこと」に関する、下記のよくある疑問にお答えしていきます。
生活保護を受給していても旅行が禁止されるわけではありません。
支給されている生活費の範囲であれば旅行を楽しむことができます。
ただ、贅沢な旅行や長期の旅行は制限される可能性があります。
3日以上の長期旅行をするような場合や、海外旅行に行く場合は事前にケースワーカーに相談しましょう。
生活保護受給中に新たにお金を借りることは原則として認められません。
もし借金をしたことが発覚した場合は、生活保護が打ち切りになってしまうこともあるので注意してください。
生活費が足りない場合は、ケースワーカーに相談し、一時扶助などの制度を利用することが適切です。
一般的な範囲であれば、お酒やタバコなどの嗜好品を楽しむこともできます。
ただし、生活が圧迫されるような過度の浪費をすると、ケースワーカーから指導が入ることもありますが、常識的な範囲であれば問題ありません。
ペットに関する制限はないので、生活保護受給中でもペットを飼うことができます。
エサ代等は生活費の中から捻出する必要があるので、気をつけましょう。
また、生活保護の住宅扶助(家賃の支給)は上限金額が決まっているため、その範囲内で住めるペット可の物件を探さなければいけません。
生活保護受給中でも、アルバイトをすることは可能です。
収入が最低生活費を超えない範囲であれば、生活保護が継続されるのでご安心ください。
ただし、得た収入は申告する必要があり、収入に応じて生活保護費が調整されます。
私たち、Relight株式会社は現在、下記のサービスを運営しています。
※「コシツ」では生活保護で賃貸物件を借りたい方も対応可能です
お仕事やお家をお探しの方、生活保護の受給について相談したいことがある方はぜひ弊社にお問い合わせください!