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「未成年なんだけど生活保護って受けられるのかな…?」
「大学生でもお金がなければ生活保護を受けられるの?」
上記のようなお悩みをお持ちの方も多いんじゃないでしょうか?
私たち、Relight株式会社は貧困問題を解決するためのソーシャルビジネスをしている企業なのですが、生活保護を受けたい方からの相談を多数お受けしてきました。
この記事ではそんな弊社の経験を踏まえ、生活保護に年齢制限があるのか、未成年や大学生でも生活保護を受給できるのかといった点について解説していきます。
結論からいうと、生活保護に年齢制限はありません。
生活保護制度は、生活が困難なすべての人に一定の基準で支援を行うものです。
そのため、経済的に困窮している場合には年齢に関わらず、生活保護の申請が可能です。
具体的には、下記の3つを満たしていれば、生活保護の受給対象となります。
※下記の記事で受給条件をより具体的に解説しているので、あわせてお読みください。
あわせて読みたい:「生活保護の条件とは?生活保護を受けられるのはどんな人?」
しかしながら、通常は自身で生活できる年齢になってから申請されることが多いため、「未成年だけど単身世帯として生活保護を受けたい」という方は、受給までのハードルが高いことが多いです。
次の章では、未成年の方が一人で生活保護を受給できるのかという点について解説していきます。
先程も書きましたが、生活保護に年齢制限はないものの、未成年者(高校生を含む)だと受給までのハードルが高くなってしまいます。
なぜなら、未成年者は親に扶養されることが基本なので、一人暮らしをする場合は親からの仕送り等で生活することが想定されているためです。
ただ、下記のような理由で親が扶養義務を果たせないと判断される際は、単身世帯として生活保護を受給できる可能性があります。
とはいえ、生活保護を受けるためには「利用し得る資産、能力その他あらゆるもの」を活用することが求められます。
そのため、上記のような状況においては、まずは児童養護施設に入所することを勧められることが一般的です。
もし、児童養護施設に入所できない事情がある場合には、生活保護の受給が認められる可能性があります。
未成年の方で児童養護施設や生活保護を検討している場合は、児童相談所に相談してみましょう。
「未成年ではないけど、大学生も生活保護を受給できるの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、大学生の生活保護受給については、原則として認められていません。
これは、大学進学が生活保護制度における「最低限度の生活」を超えるものと位置付けられているためです。
そのため、生活保護を受給している世帯の子どもが大学に進学する際は、世帯分離をして生活保護を停止するのが一般的となっています。
(世帯分離をすると他の家族は生活保護を受給し続けることが可能です)
「じゃあ、大学生本人は生活保護を利用できないの?」というと、病気により休学する場合は保護の要件を満たせば生活保護の受給が可能です。
参考:「一時的に生活に困窮する大学生等への支援について」(2023年2月9日厚生労働省)
生活保護を受給したい場合は、お住まいの自治体の福祉事務所に行きましょう。
福祉事務所で生活保護の申請をすると、受給条件を満たしているかの調査が行われ、自治体によりますが10日前後、遅くとも30日以内に結果がわかります。
あわせて読みたい:「生活保護の申請方法|申請から受給までの流れを解説」
福祉事務所では申請だけでなく相談もできるので、ご自身の状況で生活保護が受給できるか気になる場合は相談しに行ってみましょう。
一人で申請するのが不安な方は、生活保護受給を支援するNPO団体等に相談することもできます。
もちろん、弊社にも相談可能です!
私たち、Relight株式会社はお部屋が借りにくい方向け賃貸サービスを運営しています。
このような状況でお悩みの方は、ぜひ下記のリンクから詳細をご確認ください!